ARLは10月以降も運行継続 運輸相「停止はない」 現在は9本中5本
エアポート・レール・リンク(ARL)を運行するアジア・エラ・ワン社(CPグループ)が、2026年9月30日で契約を終了して運行を停止する権利を行使すると文書で通知しました。ピパット副首相兼運輸相は9月8日、民間が返上してもタイ国鉄(SRT)が運行を続けると明言し、10月1日以降も止まることはないとしています。
現在は9本中5本で運行
同社は運行前の日常点検で車輪の摩耗が見つかったため、原因の調査と修理を進めており、現在は9本中5本での運行になっています。ピパット氏は2〜3日のうちに7本へ戻せるとしており、SRTの情報では、まず6本に増え、遅くとも9月14日には9本すべての修理が終わる見込みです。
SRTが引き継ぐ準備
SRTは民間に対し、移行期間として最低2〜4か月の運行継続を要請しました。子会社のSRT電化列車会社が引き継ぐ準備をするためです。同社はこの提案を社内で検討している段階で、正式な回答はまだありません。
ピパット氏は、民間が運行を終える場合の代替案は用意済みだとしたうえで、全面的な即時の引き継ぎは難しいと述べました。鉄道の運行には運転士をはじめ多くの人員が必要なためです。ただしSRTは過去にARLを運営した経験があり、当時の人員の一部が今も社内に残っているため呼び戻すことができ、子会社からも要員を補うとしています。
引き継げば年3億6,000万バーツの赤字見込み
SRTが自ら運行する場合、月におよそ3,000万バーツ、年におよそ3億6,000万バーツの赤字が見込まれます。運輸省はこの負担を減らす方法を検討しており、案の一つがARLの駅の商業スペースからの収入増です。現状は入居する事業者が少なく、賃借を増やして運行コストを補いたいとしています。
3空港を結ぶ高速鉄道の本体契約については、関係する官庁と民間が多いため、首相と協議して方針を決めるとしています。この件は9月10日のSRT理事会に提出される予定です。