チェンマイのライオンカフェで観光客が噛まれる 当局が書面警告
チェンマイ県ムアンチェンマイ郡チャーンクラン区のライオンカフェで2026年8月28日午後1時20分ごろ、中国人観光客の男性が子ライオンに顔を噛まれました。第16保護地域管理事務所(チェンマイ)の野生動物保全部門が店を検査し、書面で警告しました。
この日は中国人観光客4人が来店し、うち男性1人が1,299バーツの「ライオン2頭とふれあう」パッケージを購入して撮影室に入りました。生後4〜6か月の子ライオンでした。
店側の説明では、男性は手洗いと消毒をし、注意事項を読んで係員の説明を受けたうえで入室しましたが、店の規則に反して子ライオンに直接触れて抱き上げ、顔を近づけたため、ライオンが振り向いて突然噛みついたということです。別の報道では、活動中にライオンが何度もうなり声を上げていたものの、男性は危険とは思わず、顔を近づけたところ噛まれたと伝えられています。
傷は顔に牙の跡が2か所で、大きなものではありませんでした。係員が応急処置をしたうえでチェンマイの病院へ運び、男性は破傷風と狂犬病のワクチンを接種しました。店はパッケージ料金を全額返金し、さらに4,000バーツを補償として支払っています。
警告の理由は通報の遅れ
検査の結果、ライオンの飼育自体は許可されていました。第2保護地域管理事務所(シーラチャ)の文書により、チョンブリ県からチェンマイ県へ飼育場所を一時的に変更する申請が認められ、4頭を8月17日から9月16日までの30日間、展示と撮影に使うことができる状態でした。
書面での警告は、展示中に事故が起きたにもかかわらず、店が24時間以内に担当官へ届け出なかったためです。当局は、同じことが起きた場合は法令に沿って厳格に処分するとしています。
あわせて当局は、観光客や部外者がライオンや子ライオンを抱いたり直接触れたりすることを絶対に禁じるよう店に指示しました。展示区域への出入りの管理を強化することも求めています。人の安全と、動物の衛生や福祉の両方が理由です。