タイ輸出、7月は21.6%増で25カ月連続拡大
タイ商務省の貿易政策戦略事務所は2026年8月27日、7月の輸出が前年同月比21.6%増の347億8,910万米ドルとなり、25か月連続で拡大したと発表しました。単月では3月に次ぐ過去2番目の高水準です。AI需要を背景にした電子機器などの先端技術製品がけん引し、ゴムやコメなど一部の主要農産品も伸びました。
輸出先は主要市場が軒並み伸び、米国向けが45.3%増、日本向けも21.3%増でした。一方、輸入は36.7%増の383億9,960万米ドルで、貿易収支は36億1,050万米ドルの赤字。赤字は10か月連続ですが、商務省は輸出向け生産のための原材料・部品の輸入が主因だと説明しています。2026年1〜7月の累計では、輸出が18.2%増の2,315億3,100万米ドル、輸入が37.8%増の2,668億8,550万米ドルでした。
商務省は従来、通年の輸出を8〜11%増と予測していましたが、現状では11%を上回る可能性が高く、15%に達する可能性もあるとみています。一方で、ホルムズ海峡情勢と、米国の輸入関税措置のタイへの適用がどう決着するかを先行きのリスク要因に挙げています。
電子・電気機器関連の事業をタイで展開する日系企業にとっても、今後の受注動向をみる上で注目される動きです。