南部でヘリから銃撃か、M16薬莢を発見
タイ南部ナラーティワート県チャネ郡チャーンプアック行政区で2026年8月22日夜、ソーレ・ドーロさん(21歳)が銃撃を受けて負傷し、ヘリコプターから撃たれたのではないかとの疑いが持たれています。チャネ郡警察署のウィーラサック・プーセーラ署長によると、現場ではM16の薬莢3個が銃撃地点から約10〜15メートル離れた丘のゴムの木の根元で見つかり、5.56mm弾の弾頭も同行していた友人のバイクから回収されました。路上の弾痕は2か所で確認され、1か所目に3個、2か所目に10個近くありました。証拠は全て法科学鑑定に回されています。
警察の説明では、当日夜はチャーンプアック行政区事務所への放火の後に検問が敷かれ、ソーレさんら若者4人はキャンプ帰りに検問を通過して検査を受けましたが、薬物や銃器などの違法な物は見つかりませんでした。その約30分後に、病院から銃撃による負傷者の通報がありました。
一方、ナラーティワート任務部隊は8月25日の声明で、8月22日夜の任務は空中からの偵察・監視で、ヘリコプターの搭乗者4人は個人携行火器を持ち込んでおらず、ヘリからの銃撃はないと否定しました。国内治安維持作戦司令部(ISOC)第4方面前方司令部も、調査委員会はまだ設置しておらず、法科学鑑定の結果を待つとしています。
事件をめぐり、現場を視察した人民党のロマドン・パンチョー下院議員は、首相に真相解明のための調査委員会設置を要求しました。同議員は現場の1か所目で直径8センチの弾痕を12個数えたとしています。また、任務部隊が「報道された路面の弾痕の写真は警察の鑑識前に撮影された」との声明を出したのに対し、現地取材した記者のタパニー・イアットシーチャイ氏は、警察車両が現場を出た後に立ち入ったとして、時刻・位置情報付きの映像を示して反論しています。