タイ交通警察に覆面禁止・軽微な初回違反は警告優先を指示 検問所での納付強要も禁止
タイ国家警察は交通警察に対し、勤務中に顔を覆う装備を使わないこと、軽微な初回違反では警告を優先すること、検問所で罰金の支払いを強要しないことを徹底するよう指示しました。警察庁長官の方針を受けたもので、取り締まりの透明性と公平性を重視するとしています。
マティチョンは2026年10月25日、警察庁長官補佐が首都圏警察、地方警察第1〜9管区などに指示文書を出したと報道。THE STANDARDは26日付の報道で、同日の指示として伝えています。
交通警察への3つの指示
| 項目 | 指示の内容 |
|---|---|
| 顔が見える服装 | 制服を規定どおり着用し、頭・顔・首を覆う「โม่ง」や、顔を隠す装備を禁止。防じん・日差し対策のマスクやサングラスは必要に応じて認めるが、違反者を呼び止めて確認するときや違反切符を交付するときは一時的に外す |
| 警告を優先、再違反は段階的な罰金 | 特に軽微で初回の違反は、警察官の裁量でまず警告し、交通規則を説明する。切符交付前には毎回PTMで警告履歴を確認。再違反や切符交付が必要な場合は、違反の内容・状況に応じて段階的な罰金を検討する |
| 検問所での納付強要を禁止 | その場での罰金支払いを強要したり、圧力や条件を課したりしない。権利、手続き、納付期限、合法的な納付方法を明確に案内し、不正な金銭・利益の要求や受領を禁止する |
顔を隠さないよう求める目的は、市民が担当警察官の顔を見て本人を識別できるようにすることです。マティチョンは、指示を所属警察官に徹底するよう、各部隊の上司にも求めていると伝えています。
顔を覆う装備の例外
この服装上の指示には、王室プロジェクトの交通警察と車列先導任務の警察官について例外があります。高速道路などで二輪車を高速走行させる必要があり、風圧から身を守って任務中の安全を確保するためと説明されています。
逆走・信号無視・飲酒運転・公道レースは警告優先の対象外
両媒体によると、重大事故につながる危険な行為は警告優先の対象外です。具体例として逆走、信号無視、飲酒運転、公道でのレースを挙げています。THE STANDARDは、こうした行為には厳格に法的措置を取る方針と報じています。
警告を優先する場合も、担当警察官が違反内容と履歴を確認して判断します。PTMは交通違反切符の管理システムで、過去の警告を調べ、再違反時の対応を決めるために使うと説明されています。