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バンコク都、浸水地域4か所に前線司令部 排水・物資配布・ごみ処理を現場で一元化

バンコク都のタウィダー・カモンウェート副知事は2026年10月2日、洪水の被害を受けた地域に「前線司令部」を4か所設け、排水と支援物資の配布、ごみ処理を現場で一元的に進める体制を示しました。カオソードと FM91 が報じています。

両媒体によると、副知事は同日午前8時、ディンデーン区の都庁で開いた洪水対策会議で、副事務次官と都の監察官に現場の指揮を担わせ、「軽減・救助・復旧・救済」の枠組みで対応すると説明しました。前線司令部の設置場所は次の4か所です。

設置場所 区
ドンムアン空港周辺 ドンムアン区
ロムクラオ団地 ラートクラバン区
プラナコーン公園 ラートクラバン区
フローラビル住宅地 ノーンチョーク区

4か所の司令部は、排水の管理、食料・飲料水・救援物資の各世帯への配布、水路をふさぐごみと水が引いた後に残るごみの処理を担い、結果を都知事と都の防災本部へ直接報告するとしています。都の環境局は職員と重機を出し、物資の運搬、ごみの収集、公共空間の清掃と水が引いた後の環境整備を支援します。

カオソードの見出しは「4区」としていますが、本文で挙げられた4か所のうち2か所はラートクラバン区内で、区の数としては3区です。これは10月2日時点の体制の説明で、各地域の冠水が解消したという発表ではありません。

続報: ロムクラオ団地のごみ撤去、4区域に分担し3日以内を目標に(10月9日)

バンコク都のチャッチャート知事は2026年10月9日、ラートクラバン区のロムクラオ団地で洪水後の清掃を視察し、残るごみの撤去を3日以内に終える目標を示しました。THE STANDARD、マティチョン、Thai PBSが報じています。完了したとの発表ではありません。

都は職員約500〜600人を投入し、約33か所の大きなごみの山を処理すると説明しています。狭い路地から人手でごみを運び出し、トラックで集積場所へ移し、大型車で最終処分先へ搬送する3段階の作業です。

担当区域 主な担当機関
第1区域 公共事業・都市計画局
第2区域 災害防止軽減局(DDPM)
第3区域 バンコク都と軍
第4区域 天然資源・環境省

マティチョンが9日付で伝えた都の案内では、住民に対し、ごみを指定の集積場所や路地の入口へまとめるよう協力を求めています。水が引いた後も、住宅や路地の出口をふさぐごみの撤去が続いています。

続報: 都知事、東部6区97コミュニティで排水を継続と説明(10月10日)

バンコク都のチャッチャート知事は2026年10月10日、サパーンスーン区の住宅地を視察し、都内の洪水は大部分で改善したものの、東部の6区97コミュニティで浸水が残っていると説明しました。THE STANDARDとマティチョンが報じています。

対象として挙げたのは、ミンブリー、ノーンチョーク、プラウェート、サパーンスーン、ラートクラバン、ブンクムの6区で、多くは運河沿いのコミュニティです。都は排水を急ぐとしています。この説明は浸水状況についてのもので、被災区域指定の解除を示すものではありません。

マティチョンによると、知事は、ロムクラオ団地から9日に約3,200トンのごみを運び出し、同団地の過去5日間のごみは都全体の1日分(約1万トン)の3分の1に相当すると説明しました。1日に600〜700人を投入しているものの、路地の奥にごみが多く、同団地の撤去にはなお5日以上かかる見込みとしています。サパーンスーン区の「スポーツ選手村」では9日に約280トンを回収し、作業は半分程度まで進んだとしています。THE STANDARDも同じ回収量を伝えています。

知事はまた、北側のパトゥムターニー、ナコーンナーヨク、チャチューンサオの各県と、南側のサムットプラーカーン県に多くの水が残り、都の東側の運河の水位が高いままだと説明しました。10日夕方から11日未明にかけて40〜50ミリ程度の雨が予想されるとして、住宅周辺の排水溝の水位が急に上がった場合は注意するよう呼びかけています。

続報: ロムクラオ団地のごみ撤去は5,000トン超と都が説明(10月12日)

バンコク都排水局の担当者は2026年10月12日、ラートクラバン区のロムクラオ団地で5,000トンを超えるごみを回収したと説明しました。Thai PBSによると、都は複数機関の職員、機材、運搬車を集めて撤去を続けています。

同担当者は、洪水被災地域の大型ごみ回収量について累計1万トン超、1日平均約800トンとも説明しています。ロムクラオ団地だけの回収量とは区別する必要があります。

カオソードも同日、ロムクラオ団地で5,000トンを超えるごみを回収したという都排水局の説明を報じています。同紙は、大型ごみの蓄積が1,000トン超とも伝えており、Thai PBSが伝えた被災地域全体の累計(1万トン超)とは集計の範囲が異なります。

続報: サーイマイ・クローンサームワーの運河沿いに水位上昇への注意(10月12日)

バンコク都は2026年10月12日、サーイマイ区とクローンサームワー区の運河沿いに住む人へ、水位の上昇に注意するよう呼びかけました。カオソードとクルンテープ・トゥラキットによると、パトゥムターニー県のホックワーサーイラーン運河から都内へ水を受け入れる計画により、つながる運河の水位が上がる可能性があるとしています。

運河沿いの注意対象 地区・区
クローンソーン サーイマイ区のサーイマイ、クローンタノン地区
プラヤースレン運河 サーイマイ区のサーイマイ、オーングーン地区/クローンサームワー区のサームワータワントック地区
クローンサームワー クローンサームワー区のサームワータワントック、サームワータワンオーク地区

都は、特に運河沿いや低地の住宅で水位の変化を見守り、都と区役所の案内を継続して確認するよう求めています。異常があれば地元の区役所へ連絡するとしています。被災区域の行政指定を変更したという発表ではありません。

続報: 都がセンセープ運河沿い3区に水位上昇への注意を呼びかけ(10月15日)

バンコク都は2026年10月15日、センセープ運河沿いのノーンチョーク、クローンサームワー、ミーンブリーの3区に、水位の変化を注視するよう呼びかけました。Thai PBSとマティチョンが報じています。

同日午前10時、クローン13下流側の水門を30センチ開き、ノーンチョーク区とパトゥムターニー県ラムルークカー郡からセンセープ運河へ排水したことに伴う案内です。30センチは水門の開き幅で、水位上昇幅の予測ではありません。

区 注意を呼びかけた地区(クウェーン)
ノーンチョーク ノーンチョーク、コークフェート、クーファンヌア
クローンサームワー サーイコーンディンタイ
ミーンブリー センセープ

マティチョンによると、都は運河沿いの住宅や低地で水位の変化を確認し、異常や被害があれば所管の区役所へ連絡するよう求めています。支援の問い合わせ先として都の1555(24時間)も案内しています。

出典